議会発言の録画中継が始まりました。 2005/9/13
県議会ではすでに始まっていたのですが、尼崎市議会の「ライブ中継(なまの中継放送)」と、発言を日にちごとに録画したものを配信する仕組みが出来ました。
尼崎市議会のホームページに「議会中継」の項目が設けられ、「本日の会議」の生の中継が行われています。
またそれまでの「質問」「答弁」などは、2、3日後編集されて、録画として見る事が出来ます。
過去の議会の一般質問も議員ごとに録画されていて、関心ある項目の質疑・答弁が聞けます。
2005年 9月13日から始まりました「平成17年第2回定例会」の様子が配信されています。
たとえば、今年初当選した29歳の森村太郎さん(新風)の質問は「 1 福祉問題について (1)障害福祉に対する対応について (2)重症心身障害者(児)の入所、通所施設について」にしぼったやりとりを見る事が出来ます。(9月15日 一般質問 35分間)
重度障害者である自分の妹さんのことを伝えながら、尼崎市の福祉施策に提言をされています。
全市民に配布される「尼崎市議会ニュース」 では要旨だけでわかりにくかった発言のすべてがよくわかります。
「画面サイズ変更」のボタンを押しますと、 WindowsMediaPlayer が自動的に働き自由に見る事が出来ます。
今後、尼崎市政が尼崎市民とともに歩む大切なツールになることが予感できます。
議会議事録全文が掲載されています。
「会議録検索システム」をクリックしますと、1期前くらいから会議録の全文が掲載されています。
たとえば、「NPO」についてどのような討議がなされており、議員・行政がどのような認識であるかをみるには、下の画像にあるように、1.「NPO」という言葉を入力、2.「検索実行」、3.結果数が表示されます。 4.どの時期の議事録かを指定します。全部見てみると状況がよく分かります。
「市民福祉金」で検索しますと、わずかな討議しかしていないことがよく分かります。
「障害者」という言葉も同様で、今回の削減プログラムで、ほとんどの議員がつっこんだ討議をしていないことがよく分かります。
このような現状をきちんと読みこなした上で、市議会で福祉施策削減についてもっと突っ込んで討議せざるを得ない状況を作り出すことができなかった、わたしたち障害者の側の問題を突き詰めることが、必要なことのようです。
半年遅れでしか、議事録は出てきませんが、議事録の全文ですから、大事な福祉行政の情報・資料です。
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