2001年度コンピュータ教室のまとめと次回計画
1.開催期日
1回目 3/24 〜 6/2 参加者 5名
2回目 6/23 〜 8/25 参加者 5名
3回目 10/6 〜 12/15 参加者 5名
1日教室 6/24 参加者 6名
2.実施できた内容
(1)コンピュータ機器の電源の入・切り、及びマウスの使い方など基本操作
(2)ワープロ入門 1.漢字変換の方法 短い文の作成
(3)ワープロ入門 2.名刺の作成 自分の文章印刷
(4)グラフィックス入門 1.さしえ・イラストの描き方、保存方法
(5)グラフィックス入門 2.写真編集、デジカメ使用方法
(6)表計算エクセル入門 1.どこに使うか、合計や平均などの計算方法
(7)表計算エクセル入門 2.カラーグラフでの表現 データの分析
(8)インターネット入門 1.とりあえずつないでみる 基本操作
(9)インターネット入門 2.検索方法、無料メール取得 HP作成
(10)まとめ 今後の学習方法 コンピュータの購入方法
3.参加者の感想
・一台のパソコンに広い世界があることに新鮮な驚きを覚えました。とくに表計算(エクセル)はすばらしい威力をもつているとおもいます。
・初めて自分で、文章を打ったり、絵を描いたりしたことがうれしかった。難しいけど楽しかった。
・表計算を学んでパソコンの素晴らしい事がわかりました。また色々な色を自由に出来ると云う事もすばらしい事です。とにかくまだまだ解らないことがいっぱい有ります。もっともっと学べたら良いのにと思います。
・表計算エクセルがとても勉強になりました.全体的にわかりやすくて楽しかったです。
・少人数でひとりひとりきめこまかいしどうがしていただけたことがよかつたとおもいます。
・障害者の人のための教室なのでゆっくりとしたペースでよく学べたと思います。
・受講生のつどいを開いてほしい。
4.会計報告(2001/3/19 〜 2001/11/21)
収入 講習会参加費 | 81,000円 |
支出 電気コード、コピー紙、CDR購入費、カラーインクなど | 64,527円 |
次期へ繰り越し | 16,473円 |
5.次の中級段階へ向かいたい
4月に募集しました「パソコン教室」には、31名の申し込みがありました。途中1日教室を開くなどして希望に沿うよう努力しました。
幸い、教室の開催と時を同じくして、2001年9月より兵庫県が「障害者向けインターネット技能講習会」を障害別の手だてもこうじた上で開催してくれました。講習会場が道意町であったこともあり、申込者に紹介して数名が受講されました。
身障センターでもパソコン講座が始まり、初級入門者には学ぶ機会がずいぶんふえました。
中級者、作業所・団体関連への手助けが次の課題です。
<次回からの計画>
(1)障害別パソコン教室開催へのコンピュータ使用
2001年度のパソコン教室では、手話通訳者の配置、音声ソフトの配備までいかず、肢体障害者以外では、3名の難聴障害者の受講受け入れにとどまりました。
しかし各障害別にはコンピュータに堪能な指導者がおられますので、たとえば聴覚障害者を指導者とした日曜日の聴覚障害者コンピュータ教室、視覚障害者を指導者として5台に音声ソフトをインストールした上での金曜日の視覚障害者コンピュータ教室の開催が可能です。会計は個別にできます。
(2)市内の障害者作業所・関連団体のホームページ設置及び情報担当者の技能講習会開催
2001年5月1日に発行された「障害者施設・作業所の商品やお仕事のご紹介」のパンフレット(発行:尼崎市障害福祉課、尼崎市民福祉振興協会、尼崎市障害者問題啓発促進実行委員会)に掲載されている施設・作業所は26ケ所ありますが、ホームページアドレスの掲載は2ケ所です。
関連障害者団体で検索してみても、ホームページを開いている団体には出会いませんでした。
しかし、これからの障害者運動には、団体として誰かが情報機器を使いこなせることは大事なポイントとなると思われます。
パソコン教室を開催する中で、それぞれの作業所や団体がホームページを持つに当たって、費用で言えば、中古パソコン数万円(買い換えに際しての無料譲り受けも可能)、無料プロバイダーサービス、無料ホームページ設置を利用すれば、通常電話料金のみの負担でできることが分かってきました。
問題点は、それを担当する障害者または関連役員の情報技能修得です。
そのための講習会を、わたしのできることのお手伝いとして、次のように企画しました。
(計画案)
名称:「ホームページ作成・設置を実現する講習会」
対象:尼崎市内障害者作業所及び障害者団体関連者 1サイクル5名。
作業所・団体より複数参加も可能。
内容:5回を1サイクルとして、ホームページ設置、維持の基本を学ぶ。
募集は、宛先の分かる市内障害者全作業所・関連団体へ直接案内する。
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