わたしたち障害者をとりまく状況は、今大きく変わろうとしています。

　　　国際障害者をきっかけとした完全参加への世論の進展、
　　　財政難による福祉行政の転換、
　　　障害者自身の意識の変化、
　　　そして情報機器の進展による障害者の情報ネットワークの広がり、
です。
　たとえば、携帯電話のメール機能は、聴覚障害者お互いの通信方法として、一気に広がっています。

　情報獲得の手段として、インターネットは障害者にとって大きな力となることが次第に分かってきました。またホームページの開設は、個人から作業所・団体に及び、広く交流・広報の役割をするようになってきました。

　昨年度、稲葉荘にあります身体障害者福祉会館で、尼崎身体障害者連盟福祉協会の協力を得て、３回の「障害者パソコン教室」を開き、のべ２１名のかたに受講していただきました。

　本年はさらに、尼崎市内の障害者作業所・関連団体のホームページの無料開設を実現したいと、つぎのような要領で講習会を開きます。

　これからの障害者運動には、団体として誰かが情報機器を使いこなせることは大事なポイントとなると思われます。
　また、パソコン教室を開催する中で、それぞれの作業所や団体がホームページを持つに当たって、費用でいえば、中古パソコン数万円（買い換えに際しての無料譲り受けも可能）、無料プロバイダーサービス、無料ホームページ設置を利用すれば、通常電話料金のみの負担でできることが分かってきました。
　そのようなこともお伝えできればと思います。

　ぜひ、ご参加いただくようお誘いいたします。

１．名称：「ホームページ作成・設置を実現する講習会」

２．対象：尼崎市内障害者作業所及び障害者団体関連者（障害者及び関係者）　１サイクル５名。
　　　　　作業所・団体より複数参加も可能です。お申し出ください。

３．主催・責任：広瀬　徹（「障害者情報ネットワーク尼崎」を立ち上げました）
　　　　　　電子メール： amanet99 @yahoo.co.jp
　　　　　　ホームページ：http://users.hoops.ne.jp/amanet1/

４．日時：毎週土曜日５回　１時〜３時
　　第１回開催予定日：８月１０日（土）

５．場所・機器：身障会館２階北室（別紙）　コンピュータ５台

６．内容：５回を１サイクルとして、ホームページ設置、維持の基本を学ぶ。
　　（１）無料のプロバイダー加入、無料メールアドレス取得、無料ホームページ設置の実現。
　　（２）いろいろなホームページを見て、自分のところのページスタイルを決定、設計。
　　（３）ホームページのトップページ制作、実際の掲載。
　　（４）２ページ目、３ページ目の作成。
　　（５）今後の維持、及び技能向上の方法について。

　　※中古機器の購入・設置、設置場所でのインストールなど、実際にでかけて協力します。

７．費用：１作業所あたり５０００円。
　　　　　　預金通帳に繰り入れ、印刷インキ・用紙代・テキストコピー代、及び関連機器費用にあてる。
　　　　　　広瀬個人はすべてボランティアとする。

８．申し込み：８月５日までに、上記３のいずれかの連絡方法で。

９．地図：身体障害者福祉会館２階会議室
　　　　　　尼崎市稲葉荘３丁目９−２６
　　　　　　（電話６４１９−００３０）

１０．コンピュータ教室の開催希望があればお使いください。
　　現在、身障会館には５台のコンピュータが置いてあります（個人所有）。
　　性能は次の通りです。2000年購入。

　2001年度のパソコン教室では、手話通訳者の配置、音声ソフトの配備までいかず、肢体障害者以外では、３名の難聴障害者にとどまりました。
　しかし各障害別にはコンピュータに堪能な指導者がおられますので、たとえば聴覚障害者を指導者とした日曜日の聴覚障害者コンピュータ教室、視覚障害者を指導者として５台に音声ソフトをインストールした上での金曜日の視覚障害者コンピュータ教室の開催が可能です。会計は個別にできます。

　また各作業所・団体内部で、自主講習を開かれるのであれば、５台のコンピュータをお貸しできます。
　部屋の使用については、身障会館の管理責任者である尼崎身体障害者連盟福祉協会の了解を受けております。個別に会館使用が申し込めます。
　このような教室開催の希望がありましたら、お知らせください。協力いたします。

以上