わたしたち障害者をとりまく状況は、今大きく変わろうとしています。
　　　国際障害者をきっかけとした完全参加への世論の進展、
　　　財政難による福祉行政の転換、
　　　障害者自身の意識の変化、
　　　そして情報機器の進展による障害者の情報ネットワークの広がり、
です。たとえば、携帯電話のメール機能は、聴覚障害者お互いの通信方法として、一気に広がっています。
　情報獲得の手段として、インターネットは障害者にとって大きな力となることが次第に分かってきました。

　またホームページの開設は、個人から作業所・団体に及び、広く交流・広報の役割をするようになってきました。

　一昨年度より、稲葉荘にあります身体障害者福祉会館で、尼崎市身体障害者連盟福祉協会の協力を得て、「障害者パソコン教室」を開いてきましたが、このたび障害者及び関連団体のコンピュータ・インターネットの支援事業を実施するための「ＮＰＯ法人（特定非営利活動法人）障害者情報ネットワーク尼崎」を開くこととし、３月２２日、設立総会を終えました。

　自分の持つコンピュータの技量・関心を役立たせたいと集まった会員１１名でいろいろと話し合い、ＮＰＯの最初の事業として、尼崎市内の障害者・関連団体の仲間を対象にパソコン教室を開くこととしました。
　それぞれ障害は違いますが、それぞれの障害に応じた機器や工夫を準備しようということになりました。

　パソコンやインターネットを多少でも扱えると、世界が大きく広がりますし、私たちのやろうとしていることの、障害者の仲間や尼崎市民のみなさんへの広報にもつながります。
　ぜひ、ご参加いただくようお誘いいたします。

（１）コンピュータ初級入門教室
　　　対象：尼崎市内の障害者、全くの初心者
　　　内容：１．マウスの使い方など機器入門
　　　　　　２．文字を打つ、漢字変換
　　　　　　３．文字の色、文字の大きさ
　　　　　　４．暑中見舞い作成、はがき印刷
　　　　　※ 障害に応じて変更します。

（２）ワープロ中級教室
　　　対象：尼崎市内の障害者、Wordで文書が打てる人
　　　内容：１．文書のレイアウトが重要
　　　　　　２．文書への飾りの中級編
　　　　　　３．他のソフトとの関連、相互取り入れ
　　　　　　４．文書作成、印刷、ホームページ文書
　　　　　※ 障害に応じて変更します。

（３）時間
　　　１日２時間、週１回、４回で一通り終了。
　　　曜日は相談して決めます。

（４）場所
　　　尼崎市立身体障害者福祉会館（稲葉荘３丁目9−26）
　　　２階会議室、コンピュータ５台

（５）費用
　　　参加費2000円＋教材費1000円

（６）応募
　　　電話：fax：
　　　メール：amanet99 @yahoo.co.jp、
　　　ホームページ：http://amanet1.hp.infoseek.co.jp/

（１）視覚障害者
　　・スクリーンリーダーソフトの購入ができ次第、始める予定です。
　　・ニュースリーダー、ホームページリーダーも順次そろえます。
　　・視覚障害者ひとりひとりに画面確認のサポーターがつけます。
　　・キーボードの配列を覚える練習などを最初の練習とします。

（２）聴覚障害者
　　・プロジェクタが購入でき次第、始める予定です。
　　・コンピュータ用語を解説できる手話通訳者をお願いします。
　　・デジカメなど画像関連、デザインなどのコースを考えます。

（３）肢体障害者
　　・キーボードの打数が少ないように「かな入力」指導します。
　　・テンキーでマウスを動かすなど、補助機能を使って、手の機能を補助します。
　　・指が動きにくい人の操作方法などをいっしょに工夫します。

（４）内部・知的・精神障害者
　　・個々に相談しながら、教室を準備します。

＜開く日時、講師など＞
　・開催の曜日、時間は、希望者の希望によっていっしょに考えていきます。
　・土・日曜日及び平日、時間は相談しながら開きます。

＜地図＞
　　　　身体障害者福祉会館　２階会議室
　　　　　稲葉荘３丁目９−２６
　　　　（電話６４１９−００３０）