2008年度 事業報告書 1 事業の成果 (1)コンピュータ教室開催事業 従来の入門・初級・中級・視覚障害者・知的障害者コンピュータ教室を年間を通じて14教室開催できましたが、1名だけの参加者教室が6教室でした。初級・中級教室は久しぶりに5名の定員いっぱいのこともありました。 地域の公民館や地区会館で一般市民を対象とした「初級パソコン市民講座」を6地区で開催し、常時4または5名の受講生となりました。口コミで広がりを見せ、「近くでしてもらえるので良かった。」と市民の皆さんに喜んでいただけ、講師・助手ともやりがいが出ています。 木口財団からのVista機購入の50万円の補助は、次第にVista機の受講者が増えてきた現在、とても助かりました。Vista入門教室を1回開き、毎週火曜日のパソコンサークルで使い方を相互研修しました。 尼崎市のチャレンジ事業の補助金15万円を受け、訪問支援事業49件、リユースパソコン再配備事業15件を実施できました。「カミナリの後からどうしてもインターネットが通じないのですが」といった依頼に対し、直接おうちをたずねて機器調整しインターネット接続が修理出来たりしました。 「練習したいのだがコンピュータが直ぐ買えそうにない」というおうちへ、企業・個人から無償で寄贈いただいたリユース(中古)パソコンを届けました。「これで練習して就労活動します。」と言っていただいたところもありました。 両事業とも作業者が増えず片寄りがみられたのが今後の課題です。近くの障害者仲間が寄ってあげるという助け合いに広がることを目指します。 (3)ホームページ開設・運営支援事業 年間更新料12,000円で依頼していただく事業所があり、毎月1回程度の更新を続けました。(6)で展開しています「自宅就業人材研修事業」の研修者によるチームの力に期待しています。
今回は直接の相談は1件だけでしたが、「生きがいサポートセンター阪神南UN」と連携して、多くの障害者作業所が法人格をとりました。 (5)障害者福祉に関する情報発信事業 ホームページでは毎週火曜日に自由な「パソコンサークル」の様子を発信しました。月に2回、(株)ベイ・コミュニケーションズの社員の方々が社会活動の一環として参加していただき、主に視覚障害者の横で画面読み取りのサポートをしていただきました。 市民まつりへは、赤字ですが、広報と街づくりへの参加としてブースを出しパソコン体験コーナーを開きました。市民が分野を越えて集まる「市民まちづくり交流大会(2/22)」の実行委員会へ参加し、連携の輪を広げました。市内のNPO法人が交流する「NPO交流会in尼崎」(偶数月第4水曜日)には定期的に参加を続けています。 (6)自宅就業人材研修事業 総務省よりのお誘いで補助金100万円、自己資金50万円でホームページ作成ソフト「Dreamweaver」を使って実際のホームページを作成する研修を開きました。受講生10名のうち、7名で自宅就労をめざす「ホームページ作成支援チーム」を組み、毎週の勉強会をしながら、注文をとる営業活動を始めています。現在3件の注文があり、それらを実例とした相互研修を頑張っています。
2 事業の実施に関する事項 (1) 特定非営利活動に係る事業
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